遠近 ochi-cochi

逍遥録

bridge 808

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天神橋からちょっと行ったところ。

大阪天満宮 天満の天神さんです。

久しぶりのお参りです。二月の『盆梅展』以来です。

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大阪天満宮の楼門の天井には立派な方位盤がありますねん。

干支で西の方位を示す『酉』が『鳳凰』になってます。

方位盤がある理由は、菅原道真公が薨去された、

太宰府天満宮の方角を知るため。

酉を鳳凰に差し替えてあるのは、道真公が太宰府に赴任する道中、

道明寺(大阪 藤井寺市の尼である伯母を訪ね、

翌朝、夜明け前に鶏が鳴いたため、

『鳴けばこそ別れも憂けれ。の音の聞えぬ里の暁もがな』と詠み、

鶏が鳴くから別れが早くなったと、嘆きながら旅立った。

これより鶏を嫌ったといわれるんやそうです。

また、鳥居は鶏の止まり木であり『鶏が鳴くと神が帰る』という、

古代の言い伝えの信仰からという説もあるようです。

せやから道真公が薨去された太宰府を指す西に『酉』を描かず、

立派な『鳳凰』を描いたと言われてますのや。

天神信仰の厚い人は鶏を喰わん人もいてはるんやて。

これほんまだっせ。

ほなまた ^^