遠近 ochi-cochi

逍遥録

Azuki

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猫である。 ご存知、小豆である。

久方振りの披露目である。

存ぜぬ方には紹介致そう。

小生の実家で飼われている猫である。

豊満にして巨漢堂々たる爺猫である。

然しこの頃は少し痩せたようである。

大猫も寄る年波には勝てぬか…。

 

さて、年末年始は仕事に追われ、

お礼参りに初詣、恵比寿神社にはお参りしたが、

正月は実家にも帰っていない有り様だ。

ならば実家に帰っていないのに何故小豆の写真が。

と思うのも当然である。

帰らぬ息子を気遣ってか、小生を待つ小豆を気遣ってか、

椿堂から届いた写真である。

画像を切り出しセピア色に加工したのは小生であるが、

凛々しい顔で写っている。

 

小豆は年に数回しか帰郷せぬ小生を覚えているだろうか。

近く帰るとしよう。

その時はいつものように出迎えてくれ、

な、小豆。