遠近 ochi-cochi

逍遥録

Kobe calling

久し振りの更新。 

ご無沙汰しております・・先ず、船長よりひとこと・・

みなさまより暖かい光を放つ灯台のようなご声援を賜りまして、

座礁しかかった船、遠近丸は無事港に戻り、ナントカカントカ、

荷を降ろす事が出来ました、心より御礼申し上げます。

いまオンボロ船はドックにて修復中。

安全点検が終わりましたらまた航海に出ます。

ときどきブツクサ弱音を吐くポンコツエンジンの遠近丸ですが、

今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて・・神戸の街を歩いていると金木犀の花の香りは、

自然とボクに深呼吸をさせるものだから、

歩いている間中、ずっと胸が弾みます。

先日は少しお酒などいただきまして、

引き蘢って青白くなったボクも芙蓉のように紅くなりました。

薔薇の花がアチラコチラで蜜蜂を呼んでいます。

紫式部はすっかり紫色になりました。

花壇のダリアの大輪にはっとしてお脳がスパーク。

川沿いで、桔梗がたくさん咲く場所を見つけて嬉しくなって。

お日さま色になった銀杏の葉が真っ青の秋天に映えます。

そして踏みつぶされた銀杏の実がちょっと臭い。

元町の鯉川筋の木蓮のツボミはまだ硬いけれど少しだけ膨らんできました。

でも、春に随分剪定されていたものだから、今年は花が少ないかも。

桜の葉っぱは紅茶色になってはらりはらりと、

まるでポットの中でゆっくり沈んでいく茶葉のようです。

公園の藤棚には大きな豆が風に揺れていています。

毎日の夕暮れの空もまた楽しみです。

 

秋色を集めて楽し花逍遥   遠近