遠近 ochi-cochi

逍遥録

Kobe calling

訳の分からない『悪魔』に立ち向かうにはボクはあまりにも無力で。テロや戦争や核の根絶など、ボクがどれだけ何をしたって、何を言ったって届くはずが無い。響くはずが無い。変わるはずが無い。だいたい玉子焼きに砂糖を入れるか否かで「気持ち悪いな、砂糖なんか入れたらオカズにならないじゃないか」と声高にののしる品のないヤツが居るくらいだから(ボクは砂糖入れても入れなくても好きだ、笑)政治や宗教の話なんか・・それに「戦争反対・核反対」と言うだけで、また双方に品位に欠ける言動が街に飛び交う。宗教の事は複雑で難解で難しいが。高野山真言宗の檀家であり仏教徒であるボクは、(ボクは氏子だけれど神道は宗教ではないと考えている)仏教と他の宗教(ある種の新興宗教、カルト教を省く)の違いは、仏教以外の宗教は『神と人の話』。仏教は『人と仏と宇宙感の話』だと解釈している。『神と人の話』は、神を崇め奉ってはいるが、人が中心の話。これでは争いが起こるのは無理も無い。といってボクはそれらの事について本格的な理解があるわけではない。でも『人を殺してはならない』って事は知っているよ。大人だからね。否、子供の頃から知っているよ。ボクは家族や友人を守る為に人を殺したりしない。家族や友人を殺されてもボクは人を殺さない。何をするかって?・・祈るのさ。ただ祈るのさ・・平穏と平和を。沢山の人の祈りは大きなチカラになるって事を信じて祈るのさ。ボクはブログで数日前に薔薇の写真をトリコロールカラーにした。次の日真っ白なバラを捧げた。こんな事しか出来ないけれど・・美しい色だ、好きな色だと言ってくれた人が居る。心が静まって、清らかになると言ってくれた人が居る。胸がぎゅうっとなると言った人が居ます。そしてその人達は平和を祈っていた。『自分に何が出来るか』なんて考えることは無いんだ。もう一度言うけれど、本格的な理解も無いのに、テロに対峙して、今、自分に何が出来るかなんて考えることは無いんだよ。何をしなければならないか分かっている人なんて一人も居ないのだから・・だからこの星から争いが無くならないのさ。だから今を見つめるんだ、現実から目をそらさずに、何が起きているのかシッカリ知る事。存在するすべての宗教に命の尊さの教えがあることを知ろう。宗教には三原則がある。第一条:宗教は、現世における人間の幸福を阻害してはならない。第二条:宗教は、共同体の利益を個人の利益よりも優先させてはならい。は、他の宗教を敵視してはならない。この事に照らし合わせれば、いま世界中の様々な宗教が間違いを犯し、罪を犯しているのだ。人を中心とした思想の、宗教と宗教の戦争なのだ。あくまでも宗教批判ではない。宗教は地域風土によって育まれた文化なのだから、それぞれが美しく生きる為シッカリ信仰信心すれば良いのだからね。さあ・・このちっぽけな星の上で『今を見つめて未来を考えよう』大人なんだから。だから今は祈ろう。理不尽に奪われた尊い命の冥福と平穏と平和を祈ろう。人の命が尊ければ、人の祈りもまた尊いのだから・・な・・自分。

 

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