遠近 ochi-cochi

逍遥録

Aoniyoshi

奈良の友人に会いにJR神戸駅の始発に乗って、

近鉄奈良駅に到着したのが7時。

鶴橋駅近鉄奈良線に乗った頃はまだ空は真っ暗だった。

石切辺りで大阪平野が一望出来るところまで来ると、

空が少し紫色になり、生駒トンネルを抜けると、

笠置山地の稜線が荘厳で神々しい光を放っていた。

棚引く朝もやは陽光に膨張して、

樹々は朝日を受けて影を長く落とす。

そして群れを成し草を食む鹿。 

早朝の奈良は格別だ。 

では・・今日は奈良で花逍遥。

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桜の木に宿り木みっけ。

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欅の木に宿り木。

重なっているけど全部で七つ・・思わず嬉しい大漁。

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飛火野の烏 

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耳が冷たい・・指がかじかむ・・目が乾く・・涙が出る・・

息が白い。 

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ポットの珈琲が染みる。

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景色が心に沁みる。

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八角灯籠

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大仏殿 東大寺金堂

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本尊 毘盧遮那仏 良いお顔・・恐悦至極。

戦争がなくなって世界が平和になりますように。