遠近 ochi-cochi

逍遥録

Kobe calling

暑い季節は散歩もできず、ここのところは忙しくてブログが滞っている。

その上カメラの調子が悪くて・・ぶつくさぶつくさ・・

それでも港町神戸はもう秋・・錦秋とまではいかないが・・

街を歩いても気持ちが良いこの頃。ブラウスの中に爽やかな風が吹き込んでくる。

ストレスフリー・・今日も今日とて花逍遥・・ 

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良い色が目に飛び込んできた・・はちみつ色だ・・

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光によってボクの目に差し出される色。

その色の意味の根本を考えながら散歩する・・ボクの逍遥学。

対象物を観察しつつ意識を解放させる。

光は膨張して虚ろな視界から色を奪う。

光は色を溶かして蒸散させる。

目を閉じて蒸散した色を胸いっぱいに吸い込む。

体中に色が染み込んでくるのがわかる。

そしてたっぷり感じて、よく覚える。

目を開けると覚えた色のセロファンの出来上がり。

いろんなものが覚えた色になる。

青い花も、赤い花も、水色のバスも、

黒い色い傘も、青い空も、横断歩道も、

赤い秒針も、白い帆も・・みんな黄色になる。

形而上に感性を解放してボクを自由にする。

一度覚えた色は絶対に忘れない。

一度覚えた形も絶対に忘れない。

よく覚えた色はいつでも新鮮なまま思い出せる。

さあ・・もっと遊ぼう。もう少し歩こう。

花逍遥はきっとボクを成長させるはずだ。

描きたかった絵が描けそうな予感。

そうだ・・紙を断裁しなければ・・