雨の日・・
部屋に籠もっては、明かりを落として、
筆など弄りながら、錫色の窓に心を放つ。
一日はそれでいい。
外に出ては、傘を打つ雨だれの音を愉しむ。
雨の山水に合うクラシックなど心に奏で、
この雨はボクのためだけに降っているのだと思い込む。
雨の匂いを胸いっぱいに吸い込めば、
ボクは雨の色の大気に溶けてゆく。
霧蒸して青々とした森に分け入っては・・
瑞々しい紫陽花に心を染めて遊ぶ。
葉の裏で雨の上がるを待つ蝶々のように、
じっと隠れて、気配を消して・・・・
な〜んてコトをしたかったのに・・
雨は、太々しく、慌ただしく、騒がしく、
頭痛と睡眠不足を土産にして去って行きました。
ゆっくり、しとしと、穏やかに、
この世の全てを雨で包むように・・
とはいきませんでした。
しかし・・今日は写真撮りに行けなかったけど・・
山の紫陽花たちはきっと元気になったはず。
明日散策できるといいな・・
では・・今日も今日とて花逍遥。
そんな土砂降りの暴風雨だったので、
今日は写真撮りに行けなかったけど・・
山の紫陽花たちはきっと元気になったはず。
今はまるで台風一過・・
爽やかで、柔らかい水色の空が雲間に見えて、
これはこれで気持ちいい。
明日は散歩できるといいな・・