遠近 ochi-cochi

逍遥録

ochi-cochi

今日から9月「長月」は「夜長月」の略・・

略さなくてもいいのに・・夜遊びが楽しい季節だよ。

では・・今日はフェリーで海逍遥。

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これ屋島

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これ屋島から見た女木島

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これミノカサゴ

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これミズクラゲ

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これマナティー

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これオリーブライン

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これ海から見た女木島

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これ第八十七玉高丸のファンネル

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これ宇野港から直島に入港するフェリー

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これ釣り船・・瀬戸の夕凪

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これ宇野港

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これ直島から帰ってきたフェリー

懐かしい景色・・ここからJR宇野線岡山駅へ・・

実り始めた水田の中をひた走る。

うどんも美味しかったけど・・

マナティーに癒され、海に癒された夏休みだった。

香川のローカル鉄道も良かったな。

単線の二両編成、型の古い車両、

ことでん 高松琴平電気電鉄道 には、様々な型の車両が走っているから、

鉄ちゃんにはたまらない魅力たっぷりの線だ。

漫画の音喩のようガタンゴトンと音を立てて走る。

なんとも懐かしい、工業用油とホコリの混ざった匂いの車内。

シートもうんとホコリ臭い。

適度なエアコンを扇風機がフォローするからとても快適。

でも扇風機は熱そうなモーターを震わせている。

麦畑を焼く煙の匂いが突然車内に入ってくる。

無人駅のホームに滑り込み重いドアが開くと・・

暖かい草いきれがムンと車内に入ってくる。

次の駅では青くぬるい田んぼの水の匂い。

カエルの匂いもかすかに感じる鼻腔。

ホームの端は雑草がボーボー。

次の駅では虫の合唱。もう蝉の声は聞こえない。

踏切のドップラーシフトにエコーがかかって・・

あれ・・意識が遠くなる。

・・・。

ほんの一瞬、気を失う。

うん・・眠くなったんじゃない。

何かの効果がボクの脳に・・わからないけど・・気絶した。

降車する駅に着くとホームに出たボクを車掌が追いかけてくる。

「あ・・切符だ・・すみません」「ありがとうございました」

可愛い車両は緑の中を左右に揺れながら小さくなっていった。

体がふわふわしていた・・

あの電車はどこへ行くんだろう・・

 

夏が終わるね・・