遠近 ochi-cochi

逍遥録

Kobe calling

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先の大阪北部地震の爪痕も癒えないうちに、

このたびの西日本豪雨災害により、

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、

被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

7日の朝、豪雨による甚大な被害を報道で知った。

日本各地の恐ろしい光景が次々と中継される中、

堤防が決壊し冠水した倉敷市真備町へと画面が切り替わる・・体が固まった。

すぐに倉敷に住む叔母に電話をした・・床下浸水していた。

河川が氾濫した倉敷市真備町からは少し離れているがとても心配だった。

避難指示が出ているのに、家に居て冠水した庭を眺めていたらしいい。

叔母は80を過ぎ、足が悪いので避難所に行くのが億劫なのだ。

いや、冠水した道を痛い足を引きずって避難所までは到底無理だ。

むしろ家にいる方が安全かもしれない。

でも愈々となる前に行動、避難所へ行くのが無理ならすぐ二階へ、

警察でも、消防でも、どこにでも電話をして、

誰でもいいから助けてもらうんだよ。と言付けた。

それでも叔母は落ち着いたもので、

「早く雨やんでほしいわ・・今日は七夕なのよ・・晴れて欲しいわ」・・

どこまでも呑気で、乙女で。可愛い叔母。どこまでも愛おしい。

晴れの国の、晴れの人に癒され、ボクも少し気持ちが晴れた。 

でも叔母は絶対一人で避難所に行けないと思ったので、

町内会に連絡をして、一人暮らしで足が悪い事を伝え、

声かけをしてくださいとお願いした。

手一杯で取り合ってくれないかと思いきや、

電話に出られた方は、叔母のことをよくご存知だったようで、

「事前に知らせていただけるとありがたい」と、快諾いただき、

また「消防団にもお願いしておきます。必ず行きます」

と、心強い言葉も頂いた。感謝感謝。

結局、数回声かけをしていただいたようだが、

幸い避難するには至らなかった。

8日の午後には、雨が上がって水も引いた。

次の週末には従兄弟が行って庭掃除をするとのこと。

 

今朝、町内会にお礼の電話をさせていただいた。

町内では床上浸水もあったようだが、

怪我をされた方もいなかったようで何よりだ。

 

倉敷の叔母は、早くに亡くなった母の姉で、とても優しい叔母。

顔や姿勢、歩き方や手の仕草、笑い方、声も似ていて、

電話で話していても熱いものが込上げる。

何より叔母の無事がありがたい・・ありがたい。

そうゆうたら・・おばちゃん、星、見えたんかな・・

 

記録的豪雨が一転、梅雨明けで猛暑に。

復旧復興には好天は何よりだけど、これからの猛暑も心配です。

速やかなご復興をひたすら祈念いたします。